2024年5月3日金曜日

武士道を再びやってみた

いろいろなプロジェクトをやっているが、飽きるからである。
孫子行くぞ と思ったが疲れてしまった。
そして映画に脱線した。
映画も飽きてきた。
前にやった武士道を見返している。


武士道 新しいやり方を思いついた。画期的だ。
 訓読法を用いるが、大きく分ける。
 その下に、矢内原の訳を当てる。
 進むし、わかりやすい。
 日本文も英文もかなり高度なので一文一文しっかりと読まないと何を言っているのか分からなくなる。
 逆に英文をきちんと理解しようと思って日本文を読むと日本文もきちんと読めるので理解が深まる。

 新渡戸稲造 武士道 第17章 武士道の将来 より

 

 勝ち誇れる平民主義の抵抗し難き潮流だけでも、武士道の遺残を呑むに足る力があつた。蓋し平民主義は如何なる形式若くは形態のトラストをも許容しない。然るに武士道は知識及び教養の豫備資本を獨占する人々によりて組織せられ、道徳的諸性質の等級及び質値を定むるトラストであった。
 
 
 
この文章もけっこう難しく、私がスラスラ分かるのか、と言えば、分からない。
ただ、ちょっと根気良く読むと分かってくる。
英語も日本語もだ。 
 
このような努力をして一文ずつ読んでいく。
それが「読書」ではないかな。
そのような訓練を重ねると教養が身につく。
そうすると物事の真理が見えてくる。
そのような人の中から大業を成す人が出てくるのではないかな。
 
私は、どうも大業を成せはしないようだ。
でも例えばここでいろいろな英文を紹介している。
映画から孫子、武士道、老人と海 などなど
それは何故かというと、皆さんにこのような「読書」をするお手伝いをしたいからである。
そのような気持ちである。いろいろ考えるとそうなのだ。
そして、皆さんの中から大業、偉業を成す人が出てれれば良いな、と私は思っているのだろう。
 
 そうすれば、我々日本人の暮らしも良くなると思う。
 私のやっていることはそのお手伝いなのだ。
 

 

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武士道 新渡戸稲造 文語文に慣れてきた

  今、新渡戸稲造の武士道を読んでいるが、かなり難しい英語である。 何しろ、概念として説明するのが難しい武士道をあえて説明しているのだから難しい文章になるのは仕方があるまい。     この英文を読むにあたり、私は二つの日本語訳を用意した。  矢内原氏のものと櫻井氏のものである。 ...